ここでは換気扇のお掃除の基本と、簡単に汚れを落とすための方法をご紹介します。
換気扇のお掃除は中々面倒なものですが、きちんと行わないと換気効率の低下を招いてしまいます。
また、換気扇に付いた汚れを餌としてゴキブリなどの害虫が発生することも考えられるので、定期的なお掃除は欠かせません。
基本を抑えた上で、なおかつそれでも落ちないような汚れには、これからご紹介する方法をお試しいただくと、今までの苦労は何だったのかと言うくらい綺麗に落とせる場合もありますので、ぜひご覧ください。
1.基本のお掃除方法
必要な道具
- ゴム手袋
- スポンジ(ブラシ)
- 洗剤
換気扇のお掃除方法
作業中に換気扇が作動すればケガをする恐れもありますので、電源やブレーカーは忘れず切っておきます。
前面に取り付けられているフィルターを取り外します。
使い捨てのタイプを利用している場合、新しいフィルターの用意もしておきます。
羽根の中心部についているネジを回して取り外します。
カバー用のパーツが取り付けてある場合は、カバーを外してからファンを取り外します。
※取り外し方がわからなないときには、事前に説明書を読んでおきましょう。
ぬるま湯に浸してから洗浄すると汚れがよく落ちます。
力を加えすぎるとパーツが破損してしまう恐れもありますので、適度な加減が必要です。
換気扇のプロペラやファンだけでなく、その周辺のカバーなどにも汚れがついていることがあります。
こちらも中性洗剤でキレイに落としましょう。
部品を元の状態に組み上げます。
特にプロペラやカバーは、しっかりと固定しないと運転中に外れる危険がありますので、しっかりと締めておきます。
※組み上げた後には、余った部品はないか、ネジはきちんと止められているかを確認しましょう。
これで一通りの換気扇の掃除はできますが、長期間放置したり、料理を頻繁にする場所の換気扇はこれだけでは汚れを落としきれないことがあります。
2. 換気扇掃除でよく出る悩みを解決する方法
ここまでは一般的な換気扇の掃除方法についてご説明しました。
しかし、レンジフードの油汚れやプロペラにこびり付いた汚れが予想以上に取れにくいと普通に掃除するだけでは大変です。
そこで、ここからはお家にあるものを使って、もっと簡単に換気扇のお掃除をする方法をご紹介します。
▼中々汚れが落とせない
料理のアク抜きや下ごしらえに使うこともある重曹は、換気扇のお掃除に効果を発揮します。
重曹を使った換気扇掃除の方法は下記の通りです。
- 重曹と水を3対1の割合で混ぜ合わせてペースト状にする
- でき上がったペーストを換気扇の汚れた面をパックするように満遍なく塗りつける
- 30分から1時間程度そのままにする
- 水で流し、スポンジやブラシを使って重曹を取り除く
重曹が油汚れを分解/中和してくれる効果があります。
重曹でパックしている間に、汚れが分解され、簡単に落とすことができます。
▼掃除をする時間が取れない
油汚れは温めれば溶けだす性質があります。ぬるま湯を使った方法よりも簡単で素早く汚れを落とすことができます。
掃除が面倒な方や、急いで掃除をするときにおすすめの方法です。
▼掃除する場所がない
汚れのたまった換気扇をシンクで洗いたくないときや、スペースを確保できないときに、おすすめの方法です。
燃えるゴミなどを出すときに使う大きな(45リットルサイズの)ゴミ袋をダンボールの中にゴミ袋をセットしてしまえば、キッチン以外の場所でもお掃除可能です。
ゴミ袋の中にぬるま湯と洗剤を入れて、あとはレンジフードを漬けておくだけでお掃除可能です。
3.それでも落ちない頑固な汚れは業者に頼みましょう
ここまでで換気扇の汚れがキレイに落ちない場合は、よほど頑固な汚れが付いてしまっていることが考えられます。
時間も労力にも限りがありますので、無理に掃除しようとせず、換気扇掃除のプロにご相談になることもご検討ください。お仕事や子育てで時間が取れない場合にも、同じく換気扇掃除のプロにご相談されると、時間の有効活用になります。
まとめ
換気扇のお掃除は頑固な汚れとの戦いです。換気扇のお掃除の方法の基本をしっかりと押さえて掃除を行なうことで、キレイにすることができますが、長期間放置した汚れなどは、中々落とせないこともあります。
しかし、そういった汚れも、重曹やドライヤーなどを使用することで落とせるので、中々換気扇が綺麗にできないとお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか。
ただし、これらを試してもまだ汚れが取れないのであれば、換気扇掃除のプロにご相談されることもご検討ください。