住宅や店舗の火災の原因は実に様々ですが、その中でも意外だと思えるのが「換気扇のダクト」などからの出火です。
換気扇に吸い込まれるのは、ただの空気ではありません。特に調理中には、フライパンなどに入れた油や食材の油脂が気化してそのまま空中に漂います。それが換気扇に吸い込まれると、温まっていたものが冷やされ、元の液体や固体に戻ろうとします。その結果、換気扇表面などに油が溜まり、あのギトギト汚れの原因になるのです。
同じような汚れが、換気扇のダクトや、ガラリなどにも付着していきますが、触りたくないからと放置しておくと、後からとんでもないことになる場合があるのです。
ちょっとした温度上昇、例え換気扇のモーター部の火花などが原因で酸化した油に引火することも考えられます。
換気扇の火災が発生すると、換気扇が回ればそれだけ酸素が送り込まれることに為るので、被害がより大きくなることも考えられるので、できるだけ換気扇の汚れを放置しないことが重要です。
ただ、位置的に換気扇のクリーニングが難しいという時には、換気扇クリーニングのプロにご相談に為るのがおすすめです。