毎日使用している換気扇、臭いが気になることはありませんか?しっかりと掃除をしているつもりでも臭いがすると、料理もはかどらずに嫌な気分になりますよね。一体何が原因で、どこが臭いの元なのかと気になってしまいます。しかし、換気扇は手が届きにくい場所にあるため、なかなか解決できません。そこで、今回は換気扇がくさい場合の原因と対処法をご紹介します。
換気扇からの臭いには種類があるって本当?
換気扇の臭いにもいろんな種類があります。どんな時にどんな臭いが考えられるのかを見ていきましょう。
●換気扇を回してない時の臭い
換気扇を回していない場合は、換気扇に付着した油やほこりなどが原因と考えられます。換気扇はほぼ毎日使用します。そんなに汚れていないのでは?と安心して放置していると臭いの原因となるので注意しましょう。
換気扇が汚れていると、空気をうまく吸い出すことができません。そのため、部屋に臭いがこもってしまうのです。キッチンで魚などを焼いた時に空気がこもって家中魚臭くなる場合は、換気扇を確認するとよいでしょう。
また、住宅の周囲で発生した臭いが換気扇から流こんでいる場合もあります。油汚れやホコリとは考えられない臭いがにおってくる時には換気扇の周囲を確認しましょう。外の換気口に虫の死骸やゴミが付着している時はそれが臭いの原因とも考えられます。一緒に確認をし、臭いの元を突き止めることが重要です。
●換気扇を回している時の臭い
換気扇を回している時に臭う場合は、排水口からの水アカ・カビ・雑菌などの臭いが換気扇によって吸い上げられていることが考えられます。そのため、キッチン・洗面所・トイレ・浴槽の排水口を確認しましょう。
とくに最近の住宅は気密性が高くなっています。そのため、部屋の中に通気口が設けられています。通常は開いた状態になっていますが、外気が入り込むので冬場は寒いからと閉じてしまう人がいます。そうすると、排水の臭いが部屋に充満してしまう場合もあるようです。
●水回りの換気扇の臭い
浴室やトイレなどの水回りにある換気扇がにおう場合は、換気扇本体の臭いが考えられます。換気扇に付着したホコリやカビはもちろん、換気扇を洗浄した時に拭いた雑巾の臭いが付着したままだと、換気扇を回した拍子にその臭いが放たれてしまうのです。
また、換気扇以外にも周辺のカビや水アカなどの臭いがお部屋の中を循環していることも考えられます。換気扇以外の箇所にも臭いの原因がないかを確認することが重要です。
換気扇がくさい時の簡単にできる対処法とは?
換気扇がくさいときの対処法をご紹介します。
①換気扇を掃除しよう
まずは、換気扇を掃除しましょう。通常は換気扇の内部まで目にすることはありませんので、「まだキレイ」だと安心している方もいるのではないですか?しかし、油断しているとホコリや油汚れがびっしり付着した状態になっていることも。しっかりと掃除をしましょう。定期的に掃除することで臭いの発生を食い止めることができます。
②換気扇を回しているときには換気をしよう
換気扇を回しているとき、気密性が高い住宅だと排水口や部屋の臭いを巻き上げてしまいます。窓を開けたり、通気口を開けたりして通気の通りをよくしましょう。新しい空気を入れない限り、汚い空気は排出されません。そのことに気をつけて換気扇を使用しましょう。
③換気扇周辺を確認して臭いの元を取り除きましょう
換気扇そのものが臭いの原因である場合、その周辺に臭いの元がないか確認して取り除きましょう。排水口や換気扇周辺のカビ・水アカ・虫の死骸などをきれいに掃除します。換気扇は、室外に換気口があります。そこも汚れを取り除くことを忘れずに行いましょう。
換気扇の上手な使い方をマスターしよう
上手な使い方をマスターし、換気扇からの臭いや室内の臭いを取り除きましょう!
●キッチン
料理時間・料理内容によって、こまめに換気扇の運転を切り替えましょう。焼き魚など臭いが強いものを調理する時には、換気扇も強にして調理することをおすすめします。
最近では、風量の切り替えが付いている換気扇や、コンロが作動したら自動で換気扇が回る製品が販売されています。必要に応じて交換するのもよいでしょう。
そして、換気扇を回すということは、それだけ室内の空気が排出されていることになります。窓を開けたり、通気口を最大に開けたりすることで新しい空気が入り、循環がよくなるでしょう。
●浴室・洗面所
浴室の・換気扇の目的は「カビの原因になる湿度を下げること」です。浴室は、使用した後の水分を乾燥させて湿度を下げるまで3時間ほどかかるとされています。そのため、使用した後3時間は換気扇を運転させておきましょう。そうすることで、カビの発生を抑えてくれます。
●トイレ
トイレの換気扇は、常時運転させるか、使用後10分程度運転させることがよいでしょう。常時運転だと、電気代を気にされる方もいますが、小型の換気扇なので電気代もわずかです。トイレ内の異臭を抑えるためにも、常時運転する方をおすすめします。最近では、人感センサーが付いており、使用後10分程度まで自動に運転するものや、遅延タイマーのついた商品も販売されています。
●部屋
梅雨時期でジメジメしている場合、除湿のために換気扇を使用する方法があります。外の湿度は、梅雨時期でも上下しているものです。しかし、締め切ったままの部屋の湿度は高いままになっています。そこで、部屋の湿度が一番高い午前中に換気をすることをおすすめします。キッチンの換気扇を回して、同部屋のキッチンから一番遠い窓を開けましょう。そうすることで、湿気は循環されている空気にのって排出されます。また、夕食後も同様に換気することで湿度を再度下げることができます。
換気扇は、臭いを排出するとともに、ハウスダストや殺菌・ウイルスなども一緒に排出してくれます。そして、それらは人体に影響を与えるものだけではありません。空気を入れ替えずにいると、湿度や結露・カビが発生しやすくなり、家の寿命にも大きくかかわってくるものなのです。そのため、換気扇の運転方法が大切になります。しっかりと運転させて、空気を循環・入れ替えをしましょう。
換気扇のことでお困りの際には業者に依頼を
換気扇の臭いなどの原因や対処法をご紹介してきました。しかし、自分では解決できない場合もあります。その時には、業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば、必要に応じた換気扇の修理、交換、クリーニングなどをしてくれるでしょう。そうすることで、適格な対処で徹底的に臭いをなくすことができます。
そして、業者のほかのメリットはその素早い対処です。臭いの原因が分からないときや対策をしても効果が得られないときに自分で悩んでいるよりも、業者に依頼すれば効率的かつ効果的な方法で各段に早く臭いを消してくれます。少しでも悩まれた場合には、ぜひ業者を頼ってみましょう。
まとめ
いかがでしたか?ここまで、換気扇の臭いについてご紹介してきました。換気扇の臭いと言っても、その種類や原因もさまざまです。自分で対処するときは、臭いの原因や場所を特定し、適切な方法で取り組みしましょう。原因がわからないときは、業者に依頼するとすばやく確実に悪臭を取り除けます。