「お風呂の換気扇交換のタイミングは?」
「お風呂の換気扇の交換方法は?」
「お風呂の換気扇の交換費用はいくら?」
といった疑問にお答えします。
お風呂の換気扇に経年劣化や故障がある場合には、早めに交換するのがおすすめです。お風呂の換気扇を交換すれば、浴室を快適に使えるようになるだけでなく、掃除などのメンテナンスが楽になるからです。
当コラムでは換気扇の状態をセルフチェックする方法を紹介しています。それらを参考にして、交換のタイミングなのかどうかを判断してみましょう。また、お風呂の換気扇を交換するときの注意点や費用について知っておくべきことも紹介しますので参考にしてください。
お風呂の換気扇交換のタイミング
お風呂の換気扇の耐用年数は、一般的に「8年~10年」といわれます。耐用年数が近づいている、または耐用年数を超えているという場合には、換気扇の具合について気にかけておき、適切なタイミングでお風呂の換気扇を交換しましょう。
自力でできる5つのチェック
お風呂の換気扇の状態は、セルフチェックすることができます。ここでは、5つのチェック項目を紹介しますので、試してみてください。
(1)スイッチを入れたら作動するか
スイッチを入れたらすぐに作動し始めるかどうかを確認します。全く作動しない、動いていないという場合は故障のおそれがあります。スイッチや配線に問題がある場合は、自力での点検ができませんので、プロにみてもらうことをおすすめします。
(2)異音がしていないか
換気扇を作動させると「カラカラ」という音がする場合は異常があるサインです。とくに大きな異音がする場合には、換気扇内部のかみ合わせがずれてきているおそれがあります。そのような状態では、浴室内の空気を排気することができませんので早めに交換しましょう。
(3)振動がないか
換気扇内部にホコリがたまると、振動音がするようになります。小さな振動は掃除をすることで改善することがありますが、突然振動音が大きくなった場合は、換気扇内部でトラブルが起きているかもしれません。
大きな振動がある場合は、ボルトが緩んで外れてしまっていたり、羽が破損してしまっていたりするおそれがあります。そういった場合には交換がおすすめです。見えない場所から大きな音がしている場合は、プロにみてもらいましょう。
(4)異臭がしていないか
換気扇を回していても、浴室の湿気がなくならず、常にカビ臭くなってしまうという場合は、換気する力が弱くなっているのかもしれません。換気扇は経年劣化でモーターがサビつき換気能力が落ちることがあります。耐用年数を過ぎているようなら交換がおすすめです。
また、換気扇を回し始めるとドブのような臭いがしてくるという場合、臭いの原因は排水口の汚れやつまりであることが多いです。一度排水口回りを掃除してみましょう。掃除後に臭いが改善されれば、換気扇の故障ではありません。
(5)しっかり換気できているかどうか
換気扇にホコリやサビがたまっていることなどが原因でモーターやハネが破損してしまっていることがあります。そういった場合には、ファンは回っているけれど、換気の役割を果たせていなかったり、ファンが回る速度が遅くて換気効率が落ちていたりするおそれがあります。
ファンは回っているけれど換気ができていない、ファンが回るのが遅い、という場合には、換気扇の交換がおすすめです。
お風呂の換気扇を交換するメリット
お風呂の換気扇を交換すると、思っていた以上の効果をえることができます。とくに、カビ防止の効果が期待できますのでおすすめです。
換気扇が経年劣化したり故障・破損したりしていると、十分な換気ができません。そうすると浴室内に湿気がたまり、カビの発生を招きやすくなります。
お風呂の換気扇を交換することで換気効率がよくなり、勢いよく浴室内の空気を排気することができるようになります。浴室が素早く乾燥し、カビの発生率が減りますので、普段の掃除やメンテナンスが楽になるでしょう。
また、お風呂の換気扇は、24時間つけっぱなしにするのが理想です。換気扇をつけっぱなしにして湿気を外に逃がすことは、家自体を長持ちさせることにもつながります。とくに木造住宅の場合は、湿気で木材が傷んだり、シロアリの発生を招いたりすることがあるからです。
「換気扇をつけっぱなしにするのは電気代が高くなりそうで心配だ」という場合は、消費電力を抑える換気扇に交換することも可能です。消費電力を抑えることができる換気扇なら、つけっぱなしにしていても電気代を心配せずに済むでしょう。
換気扇におすすめの付帯機能
お風呂の換気扇を交換するときには、便利な機能がついたものを選ぶのもおすすめです。お風呂の換気扇についていると便利な機能を3つ紹介しますので参考にしてください。
(1) 乾燥機能
お風呂で衣類を乾燥させることのできる機能です。乾燥機能がついた換気扇はマンションなどの集合住宅で、ベランダに洗濯物を干せない場合によく採用されています。天気の悪い日や、黄砂・花粉などが心配な時期には、浴室で洗濯物を乾燥させることができるので便利です。
乾燥機能のついた換気扇は、洗濯物を乾燥させると同時に、浴室も乾燥させることができます。従来の換気扇だけでは乾かないレベルにまで乾燥しますので、お風呂のカビはしっかり防止することができます。
(2) 暖房機能
お風呂を暖房する機能のついた換気扇です。暖房をつけることにより、「ヒートショック」のリスクを回避することができます。ヒートショックとは、急な温度差で血圧が乱高下してしまうことで、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因となります。
寒いお風呂が苦手な方や、高齢者のいるご家庭では、浴室暖房のついた換気扇がおすすめです。
(3) 送風機能
扇風機のように、涼しい風を送る機能です。入浴時にほてった体を適度に冷まして、のぼせを防止することができます。送風機能があれば、夏場でも快適に湯船につかることができるので便利です。
お風呂の換気扇を交換するときの注意点
お風呂の換気扇は、お風呂自体に比べて耐用年数が短いです。お風呂のリフォームのタイミングとは関係なく、必要に応じて交換をしましょう。また、交換作業を自力でおこなうことはできませんので、業者に依頼することになります。
換気扇修理・交換・取り付けはプロに任せよう
換気扇の修理や交換・取り付けは電気工事をともなうので、作業をするときには「電気工事士」の資格が必要となります。電気工事士の資格を持っている方以外は、電気工事のできる業者に工事を依頼しましょう。
お風呂の換気扇交換には、次のような作業が必要です。
- 配線工事
- スイッチや配線などに問題があった場合の適切な対処
- ダクトの交換
- 見えない場所の点検
プロの業者に依頼すれば、これらの専門的な作業もまとめてお願いできるので安心です。
お風呂の換気扇交換にかかる費用相場
お風呂の換気扇交換費用相場 2.5万円~4万円
浴室暖房乾燥機に交換する場合の費用相場 35万円~40万円
換気扇の交換費用は、住宅事情によってかわります。「乾燥機能」「暖房機能」「送風機能」など便利な機能のついた換気扇に交換する場合は、設備費が高額になることがあります。換気扇自体の機種代に加えて、天井の補強工事や配線工事などが必要だからです。
まとめ
お風呂の換気扇の調子が悪い場合には、症状をよくチェックしてみてください。経年劣化や故障の症状があるときは早めに交換をしましょう。一般的な耐用年数は8年~10年といわれますが、不具合があれば、耐用年数にかかわらず交換するのがおすすめです。
お風呂の換気扇を交換すると、浴室内の乾燥時間が短縮されて、思った以上にカビ予防の効果をえることができます。また、お風呂の換気扇には、多機能のついた便利なものがあるので、用途に合わせて選んでみましょう。
「乾燥機能」「暖房機能」「送風機能」は、洗濯物を乾かすことができたり、浴室内の温度を調節して安全・快適な浴室にすることができたりと、とても便利なものです。どんな換気扇を選んだらよいか迷うときには、業者に相談してみるのもよいです。
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