冬場は、換気口から入ってくる冷気が不快と感じてしまい、通気口を閉めてしまう人がいるようです。
本来なら通気口は、そこから入ってくる空気が人に当たらない位置に設けるとよいのですが、設計の段階でそこまできちんと検証されていないケースが多いようです。
春先になりますと、中国大陸から飛んでくる黄砂やPM2.5、スギ花粉などアレルギーのある人は、その季節に通気口をあけることができないでしょう。
昔の家屋と比べ、現在のマンションは気密性が高くなっており、隙間風がほとんど入ってきません。
従いまして、通気口を閉めてしまうと空気は入ってこないために排気も行われず、24時間換気のスイッチを入れていても規定の換気量が取れない可能性がありますので、空気が淀んでしまいシックハウスの原因となる科学物質が排出されず、室内に結露が発生しやすくなってしまいます。
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