換気には大きく分けて「局所換気」と「常時換気」の二種類があります。
局所換気とは、短時間で一気に換気する事を言います。例えば、料理していれば大量の湯気や油煙を生じる事になります。また、トイレなら使用中に臭いが発生しますし、入浴中には膨大な湯気が発生する事になります。それらを放置していれば住宅に悪影響を及ぼす事になります。そのため、このような場所には換気扇が設置されており、汚れた空気を外に排気してくれます。
一方、常時換気とは24時間換気とも呼ばれるもので、文字通りに24時間常に稼働させ続ける換気扇の事を言います。近年の住宅は気密性が高くなり、そのため人間が排出する二酸化炭素や水蒸気、その他にはホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)が蓄積しやすくなりました。しかし常時換気をすることによって常に換気が行われ、汚れた空気を外に出してくれるのです。
換気扇の中には、局所換気扇用のものもあれば、常時換気機能を搭載した換気扇もあります。新築物件は常時換気が義務化されているため、多くのご家庭では常時換気機能が備わっているでしょう。しかし古い物件になりますと、その機能を持った換気扇が取り付けられていないこともあります。換気扇は屋内の空気を綺麗にするのに欠かせないものですので、換気扇修理や交換もお考えください。