部屋の空気を入れ替えたり、嫌なにおいを外に逃したりするために換気扇を回して換気を行いますが、換気のしすぎにも注意が必要です。
とくに、年末が近づくと、大掃除で、換気扇の掃除を行い、きれいな状態に戻った換気扇は換気能力を取り戻します。部屋の換気には、部屋を乾燥させ、カビなどを防いだり、有害物質を取り除いたりする効果がありますが、この時期になると、部屋の乾燥は逆に健康被害につながることがあるのです。
それは、インフルエンザです。インフルエンザのウイルスは湿度の高い場所では活動を停止するため、加湿器などを使い、湿度を60%前後に維持することが推奨されています。そのため、換気をしすぎて、湿度が下がると、インフルエンザウイルスが活発になってしまい、感染の危険性が高まるのです。
かといって、全く換気をしないのも、別の健康被害や、住宅被害を起こすことになるため、適度な換気が必要になります。また、換気扇の掃除を定期的に行うことをオススメします。汚れやホコリ等が溜まり、換気扇の性能が落ちると、適度な換気ができなり、湿度ばかりあがってしまいます。
調節は難しいですが、適度な加湿と適度な換気で環境と健康を保つことにつながるのです。換気扇の掃除を怠っているという方は、早めのメンテナンスをオススメします。